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清水 (1934), pp.230, 231
元来乞食には現代的教育は皆無である。
文字を解する者がほとんどいない。‥‥‥
それだけ野獣的なところも多いが、また観方によっては人間本来の素純な一面も保持しているのである。‥‥‥
知識 (学問による) がなく、社会的常識のないことは驚くべきものであるが、よく考察してみると全然別の社会に生きている人達としては当然のようにも考えられる。
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引用文献
清水精一 (1934) :『大地に生きる』
谷川健一[編]『日本民俗文化資料集成・1 サンカとマタギ』, 1989, pp.155-292.
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