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清水 (1934), p.247
外交は他の団体との交渉であってやはり一番難かしいものである。
それは主としてチャンがその衝に当たっており、最も微妙な関係を有しているものである。
概して縄張り関係の協定である。
知らずして挨拶なしに他方の縄張りで貰うときにはすぐに外交問題を引き起すと言う訳で、チャンはいつもその関係の調停やら協定になかなか忙しいものである。
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引用文献
清水精一 (1934) :『大地に生きる』
谷川健一[編]『日本民俗文化資料集成・1 サンカとマタギ』, 1989, pp.155-292.
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