Up 紙の分解 作成: 2025-02-13
更新: 2025-02-13


    紙は,セルロースそのものである。
    よって,コンポスト様の生態系の中に紙を置けば,速やかに分解する。

    紙は,土に埋めると,分解されて土になる。
    また,刈草・落葉の堆積の中に埋めることでも,分解されて土になる。
    これらは,紙をコンポスト様の生態系の中に置くことだからである。


    日常生活では,古新聞,包装紙・段ボールなど大量の紙ゴミが発生するが,これらは上のやり方で処分できる。
    分解を急ぐのでなければ,ドサッと束のまま埋めて構わない。

    このとき肝心なのは,紙束が地表に露出しないようにすること。
    露出した状態では,紙を分解する微生物が寄りつかない。
    風雨に晒された紙束は,石化の様態になる。


    紙の処分をコンポストで賄うには,それに見合った広さのコンポスト (刈草や落葉でカバーしたグラウンド) を要する。
    即ち,埋める場所を毎回ズラして一巡できるほどの広さが要る。