Up 分布の時間変化 (「流れ」) 作成: 2025-02-16
更新: 2025-02-16


    水の流れは,「水分子の分布が時間経過で変化」のように見える。
    そこで翻って,分布の時間的変化を「流れ」として主題化する。

    「分布」として考えているものは,ある集合Xの要素の分布である。
    Xの要素の分布全体の集合を, \( D \) で表す。

    時刻を1つ,時刻0として固定する。
    また時間を1つ,時間の単位 \( u \) として固定する。

    流れは,時刻0から時間「\( u \) の \( x \) 倍」が経過したときの分布 \( f( x ) \) に表現される。
    これは,流れを実数から \( D \) への関数として定義したことになる: 
      \[ f : \mathbb{R} \longrightarrow D \]