Up エントロピー 作成: 2025-02-16
更新: 2025-02-16


    分布は,「場合の数が同じ」で分類される。
    分布 \( s \) が「場合の数= \( n \)」の類に属するとき,\( n \) の自然対数 \( log\ n \) を「\( s \) のエントロピー」と定義する。

    エントロピーは,場合の数の<eを底とする桁数>である。
    場合の数からさらにエントロピーを考えるのは,場合の数は一般に非常に大きな数になって扱いずらいからである。
    エントロピーだと,扱いやすくなる。

    \( s \) のエントロピーを,\( e( s ) \) で表すことにする。
    集合Xの要素の分布全体を \( D \) で表すと,これは \( D \) から実数 ≧0 への関数を定義したことになる:
      \[ e : D \longrightarrow \mathbb{R} \]

    流れ \( f : \mathbb{R} \longrightarrow D \) は,つぎの関数を導く:
      \[ f_e = e \circ f : \mathbb{R} \longrightarrow \mathbb{R} \]