Up <攪乱と均衡回帰>:要旨 作成: 2013-11-14
更新: 2013-11-14


    学校教育は,運動する系である。
    運動する系として,「生態系」「生命体」「企業体」の相を現す。
    学校教育が現前するとは,学校教育が<運動する系>をやれているということである。

    学校数学の<運動>は,「攪乱と均衡回帰の繰り返し」がこれの形である。
    学校数学は,攪乱と均衡回帰のリズムを刻む系である。

    「攪乱」の意味は,自身の活性化である。
    学校数学は,攪乱担当のモジュールを要し,実際,内在するふうになっている──いろいろな「攪乱」が装備されている。
    これらのあることが,学校数学が存在しているということである。
    学校数学は,自身の保持になるものとして,これらを用いる。

    一般に,学校数学にとって意味のあるものは,自身の保持になるものである。
    自身の保持になるものであれば,是非はない。

    学校数学を攪乱するものは,それぞれに,学校数学が用いる上で功罪相半ばとなる。 用いすぎると自身を壊すことになる。
    例えば,「主題研究は必要」の論などは,香辛料のように使うくらいが丁度よいといったふうになる。 教員が「主題研究は必要」に応じられるものでないからである。