Up 教室の生徒数 : 要旨 作成: 2014-02-22
更新: 2014-02-23


    教室の生徒数の多寡は,「教師 (授業) =場の均衡相」を定めるところの「場」になる。

    多人数教室の授業は,授業を時間いっぱい保(も)たせることが難しい。
    中高の数学の授業だと,《強引に最後まで流してしまう──わからない生徒は無視》をやるふうになる。
    算数だと,「時間いっぱい保たせられる授業」づくりの余地がまだある。 それは,「問題解決型楽しい算数」の授業である: しかしこれは,<教える>を捨てる授業──<遊ばせる>で終始する授業──になる。

    少人数教室は,授業づくりがぬるくて済む。
    これの含蓄は,教員が授業力が向上しないままになるということである。
    僻地の教員は,構造的に,このデメリットを負う。