Up 非実証──経験・内観・主観主義 作成: 2010-08-05
更新: 2013-09-16


    「形式」は,論述者が自身を内観・内省し,また自身の経験をいろいろ想起して,論述するところとなる。
    特に,「形式」は,これの存在を実証するというふうにはならない。
    「形式」は,短期間に生成されるものではなく,また長期にわたる追跡を考えても,そもそも「これがその形式の現在形」というふうに画定・特定できるものではないからである。
    「形式」を述べるとは,独り自分の経験を拠り所にして臆見を述べるということである。