Up 「数学の授業」の多様性 作成: 2012-06-04
更新: 2012-06-04


    数学科の授業としてやっていることは,教師個々がこれが数学だと思っているゲームを生徒に与え,生徒にこれをやらせることである。
    このゲームは,多様である。

    多様な個人,グループ,企業・機関が,ゲームをつくり出す。
    特定のイデオロギーに端を発するゲームもある。
    教団を形成しているゲームもある。
    そして,各々が自分がよしとするゲームを定め,これを主張する。

    「学校数学」と呼ぶべき何か一つのものがあるわけではない。
    「学校数学」を求めるとき,そこには個人の思い思いのゲームが見出されるばかりである。