Up 要 旨 作成: 2012-05-11
更新: 2012-08-02


    算数・数学科の授業は,数学の授業としては内容のあやしいものになる。
    あるいは,数学の授業とは別のものになる。

    理由は,授業者の教員が,主題になっている数学をこれまで修得してきていないためであり,そしていまから修得に取り組むことも無理なためである。
    「修得してきていない」では,第一に,「修得が物理的に無理」がある。
    「いまから修得に取り組むことも無理」も,「修得が物理的に無理」である。

    こういうわけで,教員は「数学の専門性を欠く」が常態である。
    教員の「数学の専門性を欠く」は,よい悪いの問題ではない。
    こうなるのみ,なのである。

    そして同様の構造で,「数学の授業としては内容のあやしいものになる」「数学とは授業とは別のものになる」は数学教員養成の授業にもついてまわることである。