Up 数学教育界は,活力を「数学」でつくる 作成: 2012-07-12
更新: 2012-08-02


    学校数学には,独特の機能と役割をもつ出口論がある。
    出口論主流である。

    出口論主流は,およそ20年ごとに,出口論の模様替えをしてきている。
    「数学的考え方」「数学的問題解決」「数学的リテラシー」の変遷は,この模様替えである。

    模様替えの意味は,ムーブメントのリセットである。
    ムーブメントの機能は,数学教育界の活力をつくり出すことである。
    ムーブメントは飽きられ,効果が減衰する。 このとき,ムーブメントをリセットし,新しく装いしたムーブメントによって数学教育界が再び活力をもてるようにする。

    「活力」の内容は,「新作」開発である。
    出口論主流のムーブメントは,「新作」開発を盛んにすることが機能・役割である。

    このとき,「新作」開発は,「数学」をストーリーの形にする。
    実際,「数学」だと「新作」開発に入りやすい。

    「数学」の「新作」開発は,「何でもあり」に進む。
    数学教育界の活力をつくり出すことを自身の機能と役割にする出口論主流は,「何でもあり」を自身の機能と役割にするものなのである。