Up 「オブジェクト指向」の指導方法 作成: 2009-01-30
更新: 2009-01-30


    巷には,「オブジェクト指向」を解説する書籍・ウェブページが数多くある。 しかしそれらは,「オブジェクト指向」を読者に教えるものには全くなっていない。

    書き手は,わかりやすく語っているつもりでいる。
    しかしそれは,わかる話になっていない。
    読者の側の<わかる・わからない>を書き手がわかっていないので,こういうことになる。

    <わかりやすく語る>ができるためには,「<わかりやすく語る>とはどういうものか?」をわかっていなければならない。
    そして,「<わかりやすく語る>とはどういうものか?」がわかるようになるためには,その前に,「<わかりやすく語る>とはどういうものか?」と考えることができねばならない。
    しかし,「<わかりやすく語る>とはどういうものか?」という考え方のできる者 (「教育者」) は,ほんとうに少ない。


    「オブジェクト指向」の教え方は,つぎのようになる:

      「いまあなたは,このようなプログラムをつくっている。」
        (実物確認)
      「この過程で,あなたはこんな問題をもつことになる。」
        (問題の確認)
      「この問題は,こんなふうにプログラミングすれば解決される。」
        (実物で示す)
      「このプログラミング方法の要点は,このようになる。」
        (要点の確認)
      「さて,この方法が,"オブジェクト指向" と呼ばれているところのものである。 そして,いま確認した要点は,それぞれ "カプセル化", "継承" , "ポリモーフィズム" と呼ばれている。」  
     
    「オブジェクト指向」の解説書/解説ページは,この順番の逆を行く。 逆をやっていることがわからずに,逆をやる。