Up 学生がゼミを選択する基準 作成: 2010-07-22
更新: 2010-07-22


  • 学生がゼミを選択する基準は,およそつぎのものが考えられる:

    • 教員に対する好き嫌い
    • ゼミの専門分野に対する興味関心
    • 自己目標との関わり
    • 教員採用試験準備への専念がゼミによって制約される度合い
    • ゼミにおける作業のたいへんさ・容易さの度合い

    学生は,これらをバランスにかけて,ゼミを選択する。

  • 学生には,つぎの傾向がある:

    • 教員採用試験準備への専念に,高いプライオリティをおく。
    • 作業のたいへんな勉学は,敬遠する。容易な方を選ぶ。

  • ゼミ経営の特徴は,上記の傾向との親和・背反の度合いの意味をもつ。
    よって,ゼミ選択の重要な基準として学生が用いるものになる。

      親和的 背反的
      ゼミ開始時期は? 4年 3年後期
      教採準備期間として
      ゼミ休閑期間を設けるか?
      設ける 設けない
      卒論があるか? ない ある
      ゼミに対する準備作業は? たいへんでない たいへん
      主体的作業が必要か? 必要でない
      (ルーチンがある)
      必要
      (ルーチンがない)
      成績評価の傾向は? 全員にAがつく 高めの要求水準をクリア
      しないと,Aがつかない

  • 親和的・背反的は,学生が平生の授業からもこれを推し測っている。

  • 親和的であると学生から見なされたゼミは,学生の配属希望が集中することになる。
    背反的であると見なされたゼミは,配属希望者が僅かとなる。

  • 学生のゼミ配属希望において著しい不均衡が生じる現象は,学生の側に原因があるのではなく,教員・大学の側に原因がある。 ──このことをしっかり押さえることが肝心である。

  • 特に,一つのゼミの学生上限数を一律に決めるのは,道理が立たない。
    「上限数を一律に決める」が「教員・大学の側に原因」に対する何かのソルーションになっているということが,認め難いからである。