Up 超越論へ 作成: 2018-01-15
更新: 2018-01-17


    ここまで「多様体」の絵として,球面を用いてきた:

    これは,球面を例にして多様体を説明してきたということであり,このときの球面は2次元多様体である。
    多様体は,次元を1つ上げて3次元にすると,はやくも超越論 (「見えないものを見る」) になる。


    数学を勉強することは<超越論に慣れる>ことであるが,多様体の勉強の要諦もこれである。
    これまでの球面の絵は,教育的方便として用いられるものである。
    学習者は,絵に描かれた球面の2次元を,3次元やそれ以上の次元に想像できなければならない。