倍  


    数は,2量の比の表現に使われます。
    2量の比は,(一方の量を倍するともう一方の量になる)倍の作用と読むことができます。
    つぎは,「3/2倍」の絵です。
    倍作用を,入力出力マシンと見ることにします。
    「3/2倍」を「入力した量に対し,これの3/2倍の量を出力するマシン」と捉え直したのが,つぎの絵です。
    数をこのように入出力マシンととらえるとき,数を量と混同する余地はなくなります。
    ──つぎの入出力マシンに,入出力される量と同じものを感じることは,もう無理ですね。