Up 「テンソル一般」の記述方法 作成: 2017-12-29
更新: 2017-12-29


    「テンソル一般」を述べようとすると,形式言語理論にあるような生成文法を用いることになる。
    即ち,要素概念からはじめて,再帰的な構成規則によって「テンソル」の外延を拡げていく,という方法になる。

    この方法で書かれた「テンソル一般」のテクストは,「テンソル」を使っている者が,自分の知識・理解の整理のために読むものである。
    初学者が学習のために当たるテクストにはならない。
    初学者がこれにあたれば,「何を言っているのかさっぱりわからない」で終始するだけである。

    数学的記述も,同様になる。
    「テンソル」の数学テクストは,抽象論・形式論の程度が高い。
    初学者が学習のために当たるテクストにはならない。


    初学者が「テンソル一般」を学習できるテクストは,「テンソル」がつぎのように書かれている必要がある:
    1. 「テンソル」とは何かを,端的に言う :
       「テンソルとは,計算式のこと
    2. 「テンソル」を既にいろいろ使ってきていること──「テンソル」だと意識していないだけ──を示す:
       「例えば,これはテンソル
    3. 「テンソル」の条件を,端的に言う :
       「式の形が,基底 (「単位」) を変更しても壊れない
    4. 「テンソル」の構造を示す:
       「テンソルは,小さなテンソルに分解される。
        小さなテンソルの組み合わせで,大きなテンソルができる。