Up | 記号「×」の文法 | 作成: 2011-06-28 更新: 2011-06-28 |
![]() 数には自然数,分数,正負の数,複素数といろいろな数があるが,これは扱う量を段階的に複雑にしてきた結果である:
この数には,「積」が定義されている。 「積」を定義するとは,記号「×」の文法を定めるということである。 そして,「×」の文法は,この記号をつぎのように用いるというものである: ![]() 自然数,分数,正負の数,複素数では,つぎのようになる:
「×」の文法からは,「積の公式」が導かれる:
誤解のないよう強調しておくが,「積の公式」が「×」の定義なのではない。 「積の公式」は,「×」の文法 (「×」の定義) から導かれるところの定理である。 |