メディアリテラシーは,「そのメディアを使って何ができる」という形で述べられる。──こういうふうに述べられるところのものである。
(「何ができる」を空白にして「メディアを使える」と言うことはできない。)
例えば,ページメーキングソフトの場合,「そのメディアを使って何ができる」にはつぎのようなものがある (いろいろ挙げられる):
- 紙に印刷の平文に対し,その体裁通りのページ作成ができる。
- 紙に印刷の平文+表に対し,その体裁通りのページ作成ができる。
- 紙に印刷の平文+表+図に対し,その体裁通りのページ作成ができる。
- ある学術的主題に対し,それについてのレポート作成ができる。
学校が「メディアリテラシー教育」の形で課題化する「メディアリテラシー」は,標準的なパソコン (ネット端末) の上でおよそつぎのことができること:
- システムのオン・オフ
- ユーザーログイン・ログアウト
- アプリケーション・ソフトの使用
- 標準的な文書作成ソフト,表作成ソフト,図形作成/処理ソフト,ページ作成ソフトを扱う。
(「扱う」の意味は,手本に対して,これと同じものを作成できる。)
- ウェブ・ブラウザ,メールソフトの標準的な操作
- セキュリティソフトを扱う。
- ソフトのインストール・アップデート
- CDメディアで提供のソフトウェアをインストールする。
- ネットからソフトウェアをダウンロードしてインストールする。
- ソフトウェアのアップデート
- ネット端末の設定
- 周辺機器の使用
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